マウスピース型矯正装置での全顎矯正治療症例
矯正治療前
矯正治療後
年齢・性別 | 30歳・女性 |
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矯正治療期間 | 2年4ヵ月 |
抜歯の有無 | 抜歯無し |
治療費 | 税込950,000円 |
リスク・注意点 | 治療後に保定装置を使用しないと、 後戻りをするリスクがあります 歯の移動により痛みを伴うことがあります 口腔内に傷ができることがあります 患者さまの協力がないと、予定通りに治療を進めることができません |
備考 | 当時の料金設定に基づく治療費となっています |
ご来院の経緯
患者さんが当院の矯正相談にいらっしゃった経緯としては、
・下の前歯の隙間が気になる
・なるべく目立たない装置・取り外し可能なマウスピースタイプでの矯正治療を希望
とのことで来院されました。
診断結果
・空隙歯列(歯の並びにすき間がある状態)
治療計画
・マウスピース型矯正装置を使用する
・適切なタイミングで顎間ゴムを併用する
・適切なタイミングでIPR(歯冠縮小)を行う
※マウスピース型矯正装置・・・患者様ごとのカスタムのマウスピースを複数枚作成して、それを1週間~2週間おきに交換しながら装着することで、歯を徐々に計画通りの位置に矯正する装置のこと
※顎間ゴム・・・装置や歯に、ゴムを引っかける場所を一時的に作成し、任意の場所に歯が動くように引っ張る力を加えるゴムのこと
※IPR・・・歯と歯の間をヤスリがけするように研磨し歯が動く隙間を作成すること
※牽引・・・任意の場所に歯が動くように引っ張る力を加えること
治療の流れ
①矯正治療の説明・装置の説明
まずはどのような治療を行うか、使用する装置について詳しくご説明し、ご本人に同意をいただきました。マウスピース矯正をご希望のため、マウスピース矯正装置についてより詳しくご説明しました。
ご契約後に治療費を入金いただきまして、装置の作成まで2週間~1.5か月です。
②装置セット
最初の段階では、マウスピース1枚目を2週間使用し、2枚目も2週間使用し、慣れてきたところで10日交換での使用となりました。
マウスピース型矯正装置では、歯にアタッチメントと呼ばれる補助的な突起物を接着します。これはより正確な歯の移動や歯のフィットの向上を可能とするもので、歯の色と同じため外からはほとんど目立ちません。患者様自身も接着後2.3日は違和感があるものの、すぐに気にならなくなりました。
※マウスピース型矯正装置の最低使用推奨時間は1日20時間以上です。
▲アタッチメントの接着後の写真です。白くて凸凹とした突起物がアタッチメントです。ほとんど目立ちません♪
③約1か月に1度の経過診察
約1か月に1回、通院していただき装置・歯の状態をチェックし、装置を調整しました。
下の歯が左側にずれており、上下の歯(正中)を合わせるために、顎間ゴムの使用と、IPRを実施しました。
▲顎間ゴムのかけ方図です。上の前から3番目の歯と、下の前から6番目の歯に、八の字になるようにゴムかけを行いました。
④最終確認・治療終了準備
約2年4カ月で治療完了となり、歯の表面のアタッチメントを除去し、保定装置の作成になりました。
⑤保定装置使用・経過観察
現在は保定装置を使用しながら経過を見ています。
矯正治療をご検討中の皆様へ
当院では、歯の隙間でお悩みの方も、矯正相談をいつでも受けることができます。
ぜひ、少しでも気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください🦷✨